焼肉屋に行っても迷わない!ホルモン完全攻略!
こんにちは!
焼肉屋に行ってメニューを見たときに横文字が多くとりあえず注文してみるけど、どこの部分でどんな味がするのかちゃんと把握できていない人多いのではないでしょうか?カルビなどよく耳にする部位は知っていても、ギアラやサガリ、テッポウとなるとピンとこない人もいるでしょう。今回はそんな焼肉屋に行っても迷わず注文できるよう、まずはホルモンに注目して徹底解説していきます!
ホルモンって何?
そもそもホルモンというのはどのような定義なのかを解説します。簡単にいうと内臓肉のことです。主にホルモンとして出回っているのは腸や胃の部分ですが、その他の内蔵肉全般のことも、ホルモンと呼びます。
また「牛もつ」というワードも聞いたことがあると思いますが、これも実はホルモンと一緒です。関西ではホルモン、関東や九州ではモツと呼ぶことが多いです。
医学用語で体内の組織や器官の活動を調整する生理的物質のことをホルモンと読んでいます。
ホルモンの語源は医学用語のドイツ語でHormon(ホルモン)からきたという説と関西弁で捨てるものを意味する『放るもん』から呼ばれている説などがあります。
それではここから部位の詳細について解説していきます!
胃袋
牛には胃袋が4つあります。しかも占めている割合も多く胃袋だけで体の15%くらいあります。なんでそんな胃袋あるの??と疑問に思うかもしれませんが、牛からしたらなんで人間の胃袋は1つしか無いんだと思っていることでしょう。牛には4つの胃袋があるもんだというくらいの認識で良いでしょう。
ミノ【第一胃】
4つの胃の中の1番目の部位で、胃の中では一番大きく硬いです。
厚みのある部分は上ミノと呼ばれ、よく販売・提供されています。薄い部分は固いため、湯引きして細かい切れ目を入れて提供しているところが多い印象を受けます。
焼いて食べることが多いですが、お鍋に入れても臭みが取れて美味しいのでぜひ試してみてください!
ハチノス【第二胃】
胃の内壁の形が名の通り蜂の巣のようにヒダになっていることからハチノスと呼ばれています。
独特の臭みがあるので、下処理こそ大変ではありますが、胃の中では一番味が良いとされています。あっさりとしていて食べやすく、焼肉の他、煮込み料理などにもよく使用されます!
センマイ【第三胃】
千枚のひだがあるような形をしているのでセンマイと呼ばれています。食感はコリコリとしており、細く切られて提供されることがほとんどです。筆者はセンマイ刺し大好きです笑
鉄分や亜鉛も豊富で栄養価が高い部位でもあります。
ギアラ【第四胃】
内面が赤っぽい見た目をしていて、なめらかで薄いのが特徴です。脂が多く、胃袋の中でも濃厚な味わいです。
ギアラの語源は戦後に基地で働いていた人が報酬(ギャラ)の代わりにこのホルモンをもらったためにギャラから来ているとする説や、ニセの腹=偽腹(ギバラ)などさまざまです。
牛の胃袋については以上です。胃袋だけでも覚えるのが大変ですね…。
腸
次は牛の腸にフォーカスをあてて解説していきます。
マルチョウ(ヒモ・コプチャン・コテッチャン・シロ)【小腸】
牛の小腸はさまざまな呼び方がありますが、マルチョウが一般的です。
柔らかくて脂が多く甘みがあって食感はジューシー、プリプリしていて弾力もあります。焼いて食べたり、最近ではもつ鍋のメインで使われることも多いです。
一頭から取れる量も多いので比較的安価な値段設定であるお店が多い印象を受けます。
シマチョウ(テッチャン・ダイテツ・ホルモン)【大腸】
マルチョウが小腸でシマチョウが大腸です。表面がシマシマに見えることからシマチョウとよばれています。
ホルモンと言えば、このシマチョウ!と言っていいほど、ホルモンの王様のような存在でもつ鍋でもよく使われている部位です。
大腸は臭いや汚れが多いため販売・提供するまでの下処理が大事なため、大腸の美味しいお店は鮮度や処理が丁寧とされており、密かにお店選びのポイントの一つになっています。
テッポウ(ケツ・オカマ)【直腸】
最後の牛の腸はテッポウと呼ばれる直腸です。
「ケツ」「オカマ」なんていう下品な別名もありますが、由来は想像して貰えばわかると思います。そう考えるとテッポウも下品に聞こえてきますね…
かなりハードな食感でなかなか噛み切ることができません。筋肉質でもあるので脂は少なく、さっぱりとしています!
以上が牛の腸になります。胃に近いほど脂が多く高カロリーで、肛門に近いほど弾力があり肉厚になるので注文する時に少し意識してみてくださいね!
牛の腸は他の部位に比べて脂が多い部位です。焼肉屋で焼くときはなるべく端っこの方であみが焦げ付かないように配慮してあげましょうね。
また焼き加減は脂が透明になったらよく焼けています。いつ食べればいいのか分からず焼きすぎてしまう人が結構いるみたいなので脂が透明になったら食べちゃいましょう!
この記事はこの辺で終了。まだまだホルモンの部位はありますので続編の記事を出しますよ〜
まとめ
焼肉でよく頼むホルモンの胃袋と腸にフォーカスして解説していきました!近々記事を公開しますので楽しみにしていてくださいね〜!
part2はこちら!!↓
最後まで読み進めていただきありがとうございました!