今は4種も濃さが選べるようで、小中学生の子どもが、冬休みの宿題で作品を提出する事となりこちらの一番濃いのを購入しました。試しに私もちょっとだけ書いてみましたが、相変わらずの濃さ。
これぞ玄宗!ぬるりぬるりと滑らかで、滲まず仕上がりに光沢の出る良い墨液です。
おかげで今年は金賞をもらえたようです。
こんにちは!
一つ前の記事で筆の選び方を解説する記事を公開しましたが、今回は墨の選び方を解説していきたいと思います。書道において墨は筆や半紙と同等に大事なもので、欠かせないアイテムです。最近では落ちる墨汁など販売されていて数も増えていますので、その中でもオススメの墨汁も紹介していきたいと思います!
墨には固形墨と液体墨の2種類があり、原料はどちらも大きな違いはありません。
色を出すための煤と、煤のなじみをよくするニカワなどの糊剤が原料です。臭いを消すための香料も加えられたりもします。
練りあがった墨のかたまりを型に入れて乾燥させたものが固形墨、液体墨である墨汁は、墨のかたまりに少しずつ水を加え、液化させることで作られます。
よく小学校の書道セットについてきた四角い羊羹のようなものが固形墨で、液体を出すだけで使えるのが液体墨です。
液体墨の方が主流になってくるので、液体墨にフォーカスをあてて、進めていきたいと思います。
練習用の墨汁は練習用とあるように初心者の方にはオススメの墨汁です。色は灰色がかった黒色をしていて値段が上がれば上がるほど黒くなっていきます。
裏打ちすると滲むことがあるので展示用には向きません。練習用の墨汁の中でも安い墨汁は紫っぽく滲むので安すぎる墨汁は練習用でもあまりオススメできません。
反対に、書道作品用の墨汁は、紺や赤を含んだ墨色の美しさが特徴です。筆含みがよく、書道用紙に墨がしっかりなじみます。裏打ちした時の墨にじみ、散りが起こりにくいので表具用として使用するのに最適です。
また、書道作品用には、漢字用・かな用・写経用といった分類もあります。この辺りはプロが使い分けているのでとりあえずスルーでいいでしょう💦
それではここから具体的な商品を紹介していきます。まずは練習用の墨汁から!
学童から一般練習用に最適な定番の書液です。値段の割にはしっかりと黒く滲むことも少ないです。小学校の授業などで使うにはこれで間違い無いでしょう。
子供の書道教室用に購入。安く買えて助かります。
以前は違うメーカーのを買い物ついでに買っていましたが開明書液をで発見。
自分が子供の頃使っていたので即購入。
子供に聞いたら「ちょっとは書きやすくなったかな」程度であまり違いがわかってないみたいですが(笑)
すごい。
にじまない墨汁ってあったんですね。
子供の書道に購入しました。
私も子供の頃習っていましたが、
硯に墨を溶かして使ったり、市販の墨汁使ったりしてました。
どうしてもにじんでしまうのが嫌で嫌で…
にじまない墨汁に出会って、子供の作品が綺麗になってきました
二つ目に紹介するのが呉竹(くれたけ)の墨汁。これも450mlで480円とコストパフォーマンスがよく、頻繁に墨汁を使う人にオススメです。学童から一般の方まで幅広くお使いいただけます。
ただ450mlと大容量なので、授業でしか使わない、年に数回しか使わないという方には向いていません。
墨汁としてはいたって普通ですが、とにかくコストパフォーマンスは高いです。自宅で練習する人にはもってこいではないでしょうか。ただ、450mlも入っているだけあって、容器のサイズは高さ22cm×幅7.5cm×奥行4.5cmと大きめです(500mlのペットボトル飲料よりやや大きい)。小学生の習字の授業用に購入を検討されている場合は、習字セットのカバンに入るかどうか、事前に確認したほうがいいでしょう。
可もなく不可もなく、墨の色も青くないので一般向き。
にじまないし、粘度が高くもないので、お習字に使える。
ただし、子どもが習字教室で使うには量が多くて、使い終わらないので
250mlをお勧めします。
ここからは本番用の墨汁を紹介していきます!
こちらも学童から一般の方まで幅広く使えます。
大人になってから再び習字を習い始めこの墨汁を買いました。練習用、清書用ともにこちらを使っています。
書道の先生が、この墨濃いなぁと言っていましたが、悪いとは言わなかったので、使っています。
一点困ってることと言えば、よく洗わないと固まることです。墨が筆にしっかり残ってなかなか落ちません。しかし、筆を使う前に水につけることで、かなり改善されました。以前と同様にしばらくの間水につけ、少し流水で洗う程度で固まることはほぼないです。
お手頃なので、しばらくは使い続けてみようと思います。
『筆に優しい』『洗って落ちる』墨汁は、墨の色が緑色や、グレーっぽいものが殆どですが、
こちらは濃い墨色です。学童用墨汁の中では、高品質タイプです。
書き初め作品や、作品清書におすすめです。にじみが少なく払いがきれいにきまります。墨汁をつけた筆は、使用後きちんと水洗いしないとカチカチに固まります。
作品の出来にこだわりのない方、筆を洗えない方、あちこち汚して困る方は、
『筆に優しい』『洗濯しておちる』タイプがおすすめです。
固形墨の持つ条件、書き味・暢び・紙への浸透性・表具性をすべて備えた液体墨。暢びが良く書きやすい液体墨で、低温時の粘度変化も少なく、年間を通して安定しています。
習字初心者です。練習用に買いました。墨をするのは大変なので、墨汁欲しいなって思って探していた所こちらの商品を見つけました。少し水を足して濃さを調整したりして使っています。濃いので、そのまま筆を洗わないで続けると固まってねっとりして、半紙にはりついてしまいます。なので、適度に書いたら筆を洗ったり、水で濃さを調整したりしてます。良かったです。大きさは、練習してるとあっという間になくなるので
500mlでよかったです。
墨汁の選び方とオススメの墨汁を紹介しました。墨汁の使用期限は大体2年程度と言われているので2年で使い切れる量を購入しましょう。500mlとか買ってしまうと使わずに捨ててしまうことになるかもしれませんよ…
最後まで読み進めていただきありがとうございました!