万年筆の選び方とオススメ商品について徹底解説!
こんにちは!
万年筆は古臭いイメージと書きづらいという印象、そして何より高額なんじゃないの?と敬遠される方が多くいます。しかし最近では安価で購入できて、カラーバリエーションも増えてきているので自分の好みのデザインが見つかりやすくなってきています。本記事ではそんな万年筆の選び方とオススメの商品について紹介していきたいと思います!
万年筆の選び方
万年筆は高いというイメージあるのではないでしょうか??確かに高額なものであれば数十万、数百万するものもあります。ただ数千円、数百円で買える万年筆があることを忘れてはいけません!
でも百万円する物と数百円の万年筆の違いって何?と疑問に感じると思います。
少しびっくりするかもしれませんが、数百万の万年筆も数百円の万年筆も基本的な構造は同じです。じゃー何が違うの??
それは使用している素材にあります。安価で売られている万年筆は主にステンレスなどの鉄からできていますが、数百万円する万年筆は金からできています。素材の単価が違うので値段が大きく変わってきます。
鉄でできている万年筆と金でできている万年筆の違いについて軽く解説していきます。
鉄でできている万年筆
鉄でできている万年筆は先っぽが硬く、頑丈につくられています。そのため力を入れて書いても変形することはほとんどありません。
そのため購入してすぐに書いても、書いやすいような設計になっています。そして何より重要なのが値段。万年筆を初めて購入するという方はステンレスでできた万年筆は比較的安価なのでオススメします。
金でできている万年筆
金でできている万年筆は先っぽに金が使用されているので柔らかく変形しやすいです。
万年筆によって金の含有量は14金、18金、21金とさまざまです。金なので腐食にも強いというメリットがあります。
柔らかく変形しやすいので使用していくうちに自分の書きやすいような形になっていってくれます。長く使用すると味が出てくるんですねぇ
自分仕様になるというのが一番のポイントかもしれません。ただ値段がネックです。金を使用しているのでどうしても数万、数十万にはなってしまいます。
万年筆を選ぶポイントはまだあります!それは字幅です。書く字が小さい人が大きな字幅の万年筆を使うと文字が潰れてしまいます。字幅にどんな種類があるのかみていきましょう。
万年筆の字幅
- EF エクストラファイン 細い線がクリアにかけて手帳など細かい文字を書く人にオススメです
- F ファイン やや硬めで細字。ノート、日記、履歴書など幅広い用途で活躍。日常的に使うのにオススメです
- SF ソフトファイン タッチが柔らかく字幅の強弱が出やすい筆圧の弱い方にオススメ
- FM ファインミディアム 少し字幅が広いですがファイン同様ノートや履歴書など幅広い場面で活躍できます
- SFM ソフトファインミディアム ソフトファインの字幅を少し広げた感じです。筆圧の弱い方にオススメ
- M ミディアム ここから少し字幅が広くなります。原稿や伝票などを汎用性に定評があります。
- SM ソフトミディアム ミディアムと似ていますが、ソフトミディアムの方が筆圧の弱い方向けです。
- B ブロード こちらはかなり太字。宛名書きや気持ちよくのびのび書くのにオススメ。
- BB ブロードブロード 極太。流れるようなインクの出を楽しめます。
大きくこの9種類の字幅があります。オススメはファインかファインミディアム。筆圧が弱いよという方はソフトがついた字幅を選ぶと良いでしょう。
あとは自分の書く字の大きさと執筆スピードです。
執筆スピードが遅い人はインクの出る量が少ない細字を選ぶのがいいでしょう。
書く字が大きい人は文字の余白が多くなってしまうので細字よりは太字のものを選んだ方が良いでしょう。
ここまで万年筆の種類と字幅の選び方について解説してきました。
ここからは実際にオススメの商品を値段ごとに紹介していきます!
パイロット 万年筆 カスタム823 FKK3MRPTBM
少し高い万年筆にチャレンジしてみよいうかなという方にオススメです。字幅はM(ミディアム)の中字で汎用性があります。
レビューでも高評価が多く、コメントをいくつか抜粋して紹介します。価格は2万4千円となっています。
国内外ブランド含め十数本の万年筆を使用してきたが、今回購入したこちらは異次元の書き味。実は823も2本目で、1本目もストレスなくスムーズに書ける良品なのだけれど、今回のは話にならないくらい上を行っている。何と言うか、抽象的に表現すれば、手を動かすだけで思考が次々と紙面に文字となっていくかのような感覚。正直、ここまでくるとフローの良さとか筆記抵抗の少なさなどといったレベルの話では無いような気がしてくる。格上のSouverän M600もMeisterstück 149も残念ながら勝負にならない。さすがに良い意味での個体差によるものかも…?当ロットを担当された職人さんに感謝!
購入して10か月ほどたったので再度投稿します。
このカスタム823の最大の特徴はもちろんプランジャー式吸入機構ですがやはり吸入が面白いです。
洗浄も含め結構な回数吸入しましたが今のところ異常はないですね。
ペン先はMですが書き味はとても滑らかでスルスルとペンが進みます。
パイロット 万年筆 コクーン
万年筆を初めて手にする20~30代を対象に作られたクセのない万年筆で、初心者でも書きやすいのが特長です。
価格は2,700円と手を出しやすい万年筆です。
3年ほど使ったコクーンをうっかり落としてしまい、細字が「竹ペンかっ!」と言うレベルの太字になったので同じものを再度購入。
3年前は「まあ安物だし引っかかるような書き味は仕方ない」という感じだったのですが、今回新しいコクーンを手に入れて早速使ってみたところ、削りたての鉛筆で最初の一文字を書いたときのような書き味に変化しており大変満足しています。
カスタム74にステップアップしようかとも考えていたのですが、ここまで書き味が良いともうちょっとこのままコクーンでいようかなと考えてしまいます。
個体差があるのかもしれませんが、トメハネハライが自由自在で本当にサラサラで気持ちの良い書き心地です。
kakuno 万年筆
最後に紹介するのはkakunoの万年筆。今まで紹介してきた万年筆の中で一番安い商品です。
1000円未満で買えるので、シャーペンと同じくらいです!試す程度で購入するのであればこのような万年筆もありだと思います!字幅はEFでかなり細めとなっています。
1000円で十分使える万年筆が買えるなんて良い時代ですね。
細さはEFと言うことで極細、シャーペンでいうと感覚的には0.3㎜ぐらいの線幅でしょうか・・・
書き味はカリカリとして、手帳などにキッチリとした細かい字を書くにはもってこいのペン先です。
まとめ
万年筆の種類、選び方とおすすめの商品を紹介してきました。ぜひ参考にしてくださいね!
最後まで読み進めていただきありがとうございました!
またオススメのシャーペンも紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください!